まさかの遭遇…

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少しばかり硬直した後話し出したのは霧だった。 「あ…その…銘葉? お前には属性の話をしていなかったからわからないだろうがな…」 そう言って属性と対応する色について話し始めた。 まず火・水・雷・風・地はそれぞれ赤・青・黄・緑・茶という色になり、希少属性と呼ばれる光属性は金色に光り、闇では黒くなる。二つ以上の属性を持つ場合は全体の色が変わるのではなく、ある部分が緑、またある部分が黄色というふうになるらしい。 そして無属性だけを持つ人はおらず必ず色は変わるのだとか… また、普通はありえない属性として創造、重力、空間、時があり、すべて銀色に輝くらしい。 そして現在発見されている派生属性と呼ばれる今言った属性が何らかの原因で進化・変化した属性は、黒炎が赤色と黒を混ぜた色、姉さんの持つ紫電は紫、氷は水色、滅属性と呼ばれるものは緑と白が混ざったものらしい…つか滅属性って破壊属性なんじゃ? とまあそんなわけで僕の出した白というのは今までに見たことがないものらしい。 魔力・属性に関しては本来持つはずの能力だったので個人的にはすごく気になってしまうなあ… 「すごいねしーちゃん!! …でもなんなんだろうねこれ?」 「さぁ…滅属性が緑と白だし破壊じゃね? 俺も知らんよ…ギルマス呼んだ方が良いんじゃね?」 破壊属性ね…僕の性格的にありえなさそうなんだけど… 光の三原色的な何かで全部とか?いや、それなら勇者の人がそうなるはずだし…考えても仕方ないよね 「ん…魔法使わせてみたいけど魔力量八じゃ難しいよね…とりあえず今日はいいや マスターに聞いておくから今日はもう帰った方が良いんじゃない?」 気づけば周りはもう薄暗い…らしい。屋内だからわからないんだよね そういえば時計のようなものはないのだろうか? 聞いてみよう。 「ああ、時計な 魔力で動く時計があるぞ鳩の」 「鳩時計…ま、まぁ結果が分かったところですし帰りましょう」 異世界で鳩時計はどうなんだと少しフリーズしたが時刻は十八時らしい。地球と同じ時間と月らしいね…ここにも月があるんだろうか?太陽があったから似たようなものがあるのだろうか。 少し期待を込めつつ僕たちはギルドを後にする…まだ飲んでるよあの人たち…働けよ
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