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「ん…どこここ?」
僕の名前は夜川銘葉。十五歳独身です。
今僕は辺りを見回しても一面真っ白な世界の中にいる。
どうやらここには僕以外人はいないらしい。
「ここは天界…死んだ人が来るところですよ?」
突然後ろから声が聞こえる…あれ?見回しても誰もいないはずなんだけどなぁ…
疑問を浮かべながら後ろを振り返るとそこには羽の生えたイケメンがいた…うらやましいな。
「そう…僕死んだみたいだねどうやら」
そうぽつりとつぶやくと目の前のイケメンは驚いた表情を浮かべる。
「あまり驚かれていないようですね…慣れているんですか予想外の事態には」
いやいやむしろ驚きすぎて感覚がマヒしたというか…ごめんなさい嘘です。
「ところで銘葉さんはどうしてご自分が死んだのか気にならないんですか?」
僕が何も言わないから向こうから話題を提示してきた…
「別に…そんなことを知っても死んでるのは変わらないし」
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