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食後は特にイベントはなく風呂に入り終わった僕は霧に呼ばれリビングへ…
「お、上がったか 二人で話してたんだが銘葉…これからどうしたい?」
「え…え?」
「深く考えなくていいぞ…? お前は俺と違って殺す覚悟なんてなくていい…ただ何もしないで生きていくのはもったいないと思うからな…」
「はい、本音を言えばしーちゃんは私と一緒に寝…」
急に質問をされ戸惑ってしまう。
さっきされた質問は『これからどうするんだ?』だったけど今度は僕のしたいことを聞いてるんだよね…?
そして引きこもるのはだめっと…姉さんは無視して…
それなら…
「じゃあ僕は学校に行きたいな…実は僕高校行って無いんだよね…」
病気というのもあるけど…何より中学校にあったあのことが引いてるんだよね…
僕が暗い顔をしてそういったものだから二人とも僕を心配そうに見つめている…何か言ってよ!! 僕恥ずかしい人じゃん
「銘葉…学校行きたいのか? すごい暗い顔してるが…」
「無理にとは言いませんよ? どうしても辛いのでしたら私たち二人のどちらかが一緒にいてあげますから…」
僕がいないうちに何を話し合っていたのだろうか…二人とも僕に甘すぎると思う。それじゃあ二人とも仕事できないんじゃ…
それは二人に悪いと思い断る。
「そうか…だが学校は魔盲に近いお前では辛いかもしれないぞ? 一応俺たちも通ってるがいつも守れるとは限らないしな…」
そっか…テンプレなら○フォイさんがいるし二人とクラスが違えばそうなっちゃうよね…って
「二人ともさっきから僕に甘すぎない…? 魔盲なのは僕も承知だし、その程度で辛いとも思えないよ!」
急に大声を出したのでびっくりする二人 しまった…せっかく心配しているのに悪いことしちゃったなぁ…
「ごめんね二人とも…「いや、気にしなくていい 俺が過保護だった」ありg…え?過保護」
過保護って…僕が守られるべき子供みたいじゃないか!! それは納得できないと思い姉さんをじろっと見る。
「そういえばしーちゃん何歳? 私より年上なんですか?」
そういえばはっきり聞いてなかったような…その質問に僕より早く霧が答えた。
「俺は十七…ここの魔法学校二年生だ」
「私は十六歳で同じく二年生ですよ しーちゃんはどうですか?」
え・・・・・
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