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「そんなことはどうでもいいですから早く行きましょう『ギャオオオオオオオオオ』? これは…まさか?」
僕がもたもたしている間にどうやら龍が見える範囲まで近づいてきたらしい。
それを見た姉さんが驚いていることからしてSSS以上なんだろうね…あ~やだやだ。
僕も見たところこの間のミラボレアスより全体的に体が太く周りから紫色の瘴気みたいなものを出している…
「とりあえず逃げようか姉さん…」
何でそんなに軽いのか?と思うかもしれないがすでに僕は二度死んだ身。その程度でパニックにはなったりしない。
それに…神様に頂いたご都合主義チート能力っぽい何かもありますしね…使わずに越したことはないけど。
「しーちゃん…このドラゴンは”魔封龍”と呼ばれるランクXの魔物です…この龍の恐ろしいところはこの龍が出すガスを浴びると魔法を封じられてしまうというところです…」
じゃあ逃げるしかないね。姉さんが封じられちゃ転移できないしね
そう思い姉さんの体に触れ転移してもらおうとするが…
ぷにっ
ん? 適当に触ったけどどこだろうここ…やわらかいね
「しーちゃん逃げm…きゃあ// しーちゃんどこ触ってるの?」
「ええと…肩のつもりだけど? あ…」
僕が肩をつかむ瞬間と姉さんがこちらを向く瞬間が一致したため僕は姉さんの胸を触ってしまった…
え?なんで冷静なのかって? 胸なんて飾りなのです!!
「…もうお嫁にいけないですぅ…///」
「ね、姉さんこんなことしてる場合じゃないって? 謝るから早く転移して!!「こんな状態じゃ集中できないです!!」えええええ?」
絶体絶命のピンチ…? そうしている間に龍は近づいて…距離が10mに届くころだろうか…
「グオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」
龍が吠え…周りの瘴気が広がり…
「うわ?」 「きゃあ?」
僕たちはあのガスを浴びてしまう…どうしようこれ…
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