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「はい、これ1200k これから毎日来てもらってもかまわないわよ?」
kはこの世界の通貨で大体円と同じものだと思っていいですはい。
薬草採るだけで1200円ってまぁまぁいい方なのかな…?
まぁドラゴンに殺されかけたしもっと欲しいけどいっか…
そんなことを考えていると突然ギルドのドアを開けて焦った様子の三十半ばのおっさんが飛んできた。
そしてそのまま受付のところに行き口を開けた。
「大変です!!」
「ど、どうしたの急に…」
受付さんもいきなりそう言われただけで何が大変なのかわからないだろう…
おっさんもそれが分かったのか詳細を語りだした…
「や、薬草野原に…魔封龍が…魔封龍が倒れていたんです!!」
その言葉でギルド中の空気が止まった…そんな中僕は『へぇ…やけに薬草が多いと思ったらそういう名前だったんだあそこ』と思っていた。
「な、何ですって? あそこは人に危害を加えるような魔物は来ないはずよ!! それなのに…あ」
「どうしたんだメローネ…その少女がどうかしたのか?」
少女じゃなくて男だよ…このネタもう飽きた。
僕が呆れていると受付さん(メローネというらしい)は僕を見て…
「ねえ少年…君が来た時龍はいた?」
「いえ…いなかったデス」
怖い顔で近づけてきたので思わず後ろに下がってしまう…
「え、男? そんなことよりどういうことだ?」
「さっきこの子とブラコンの二人で薬草野原にいたのよ…」
ブラコンで認知されてるの姉さん?
「何…? 確かにブラコンはSSSランクの強さだが魔法主体だからあいつには勝てないはずだろ?」
「そうなのよねぇ…君何かした?」
「ちょっと…顔が近いです//」
そこまで近づけられるといくら僕でも恥ずかしい…そんな中さっきのおっさんは再び口を開けた。
「そういえば…魔封龍のせいだと思ったんだが今この街の大部分魔法使えない状態だぞ」
「え…?」
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