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「姉さん…」
そういえば逃げた僕が姉さんに捕まってた時微笑んでいたのは僕を見つけて安心したのかもしれないなぁと思った。
やっぱり姉さんは僕に甘い…でも姉さんも甘えたい時があるんだね…
「だ、だったらk「え、寝ていいんですか!? やったです!! これでしーちゃんの童t」やっぱダメ」
危ない危ない…姉さんの策略にはまってしまうところだった…
「しーちゃーん…ひどいです…私の恋心を裏切るだなんて」
「恋心だったの? あれ? てっきり僕家族愛的な何かだと…」
…でもよく考えてみれば同じ家族の霧にはさほど反応を示さないよな。
霧がからかうと照れたりするだけだな…冷静だね僕今更だけど。
姉さんに告白まがいのことを言われたのにこの反応…僕が姉さんなら『しーちゃんは脈なし、諦めよう』と思うね。
「当たり前です!! 家族とそんなエッチなことするわけないでしょう!」
「え…? 僕家族にカウントされてなかったの?」
衝撃の事実…僕どんな扱いなんだろう…ひどいよ姉さん…
「うわーん…姉さんの馬鹿あああああああああ!!」
「ええ? しーちゃん待ってください! 荷物持ってください!!」
わき目もふらず僕は走る…『あ』 滑る…『うわっ!!』 転ぶ!
「あいたたた…あれ?」
適当に走っていたせいか知らない道に来てしまった…どうしよう帰り道分からないよ…
途方に暮れていると…
「あれ…どうしたの君?」
後ろからイケメンが話しかけてきた。
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