僕と彼の肝試し・廃虚2

話を戻して

えー、話を戻しますが、僕と彼は今廃虚の中に閉じ込められています。

具体的には扉や窓がなくなっており、入り口だった場所もなくなっていた。

さて、どうしような。いや本当に。

「早く出る方法を考えようよ。」

「そうだな。とりあえず壁をぶち抜くという手があるぞ。」

「ねえよ。」

話の流れを無視か。

「壁や窓を消すとか人間業じゃないだろ。幽霊とかが僕たちを閉じ込めたからその幽霊を退治するみたいな感じじゃないのか？」

「あー、うん、よし、それでいこう。」

テキトーですか。