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ははは、自己紹介ごときができない様では社会人には到底なれんさ。
「えっと、改めてこんにちわ。夢蔵祐きゃーーー」
「………」
「………」
噛んだ、噛んだぜおい。
自己紹介すらまともにできない俺ってなに。
「夢蔵…祐樹です…」」
「噛みました?」
「…噛みました…」
うおぉぉお、恥ずかしいぃぃいいい!!
一気にアルコールが抜けてく気がする。
「夢蔵祐樹さんだからゆめゆきさんなんですね。納得納得。それで、ゆめゆきさんの年齢は?」
「年齢は21です」
「今年で22ですか?」
「いえ、五月で21になりましたよ」
「そっか。なら私と同い年ですね」
「…え?マジ?」
同い年だったの?
ずっと年下だと思ってたんだけど。
つか、正直香織と同い年くらいかと思ってた。
「子供っぽく見えました?」
「え?いや、違っ!」
「そんなに慌てなくても良いですよ。私は背も小さいし、胸も小さいし、顔も幼いし、年齢よりも下に見られる方が圧倒的に多いですから」
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