二年生

2/2
前へ
/7ページ
次へ
晴れ渡らない空に照らさない太陽 まるで俺の心のようだ。 なーんて中二臭いセリフを浮かべながら 登校する月曜日の小鳥達が鳴く頃。 早起きは苦手だ。 その上、月曜日ともなると尚更である。 永遠に日曜日ならいいのに、というのは人類誰もが望む夢だろう。 言うならば、月曜日は天国から地獄に落とされるような気分。 まさにDEATH曜日。 日曜日に限らず、誰しも楽しいことの後は憂鬱や無気力になりやすい。 しかし、そこに負けずに立ち向かう姿にこそ"人間味"が感じられるのではないだろうか。 -----うかれさせては、突き落す。 その点俺なんかは人間味いっぱいなんだろう。 むしろてんこ盛りすぎて被害者続出レベル。 まあ人生甘かったら、飽き飽きしちゃうということなんだろう。 とかなんか考えてるうちに着いたみたいだ。 いつもと違い教室に向かう前に掲示板に向かう。 ガヤガヤと人ごみが見えてきた。 今日はクラス替えである。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加