夏の夜の階段

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夏の夜の階段

「カサカサしてる…。」 おもむろに、右耳に手をあて 擦りながら菜摘がいった。 「何いってるの。まだ大丈夫よ。」 「ううん。順子には聞こえないの?」 「何が聞こえるの? 私には何も聞こえないって。」
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