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後ろから俺を呼ぶ声がする。
もちろんこの声の主は知っている。
中学からの友達、いや悪友である一ノ瀬 和也だ。
和也に呼ばれて俺は自転車を止めた。
「よ、和也。」
「お先~。」
和也は俺の横を素通りして行った。
遅刻寸前なのに俺のことをはめやがったよ………。
まんまとしてやられた。
「おい、待て、和也ぁ!」
「騙されるお前が悪いんだよ。俺は先行くぜ。」
早く追いかけなければ。
俺と和也は毎日遅刻を争ってる、まぁ圧倒的に和也の方が遅刻しているが…
とりあえず急ぐか、
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