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キーンコーンカーンコーン
学校の金がなる。
「セーーーーーフ!」
俺はそれと同時に教室に滑り込んだ。
ドカッ
「セーフじゃないわぼけ!」
「いってぇな頭叩くんじゃねえよ。」
「遅刻した奴が悪い。早よ座れバカが。」
「へいへい。」
叩かれた頭をさすりながら自分の席につく。
「クスッ、また遅刻だね。相変わらずね。」
そう言って話しかけてくるのは俺の隣の席の駿河 彩音、
彩音とも和也と同じく中学からの友達である。
「セーフだろ、金と同時に入ったんだから。」
「あはは、でも先生に遅刻だって言われてるじゃない。」
「間に合ってるし、大体セーフにしてくれたっていいじゃんかよあのクソ教師。」
「おい、聞こえてんぞ、天坂ぁ。また頭ぶん殴られてえのか?」
「あ、サーセン、ごめんって。」
ドカッ
「いってぇーーー。」
あはははははは。
クラス中に笑いが起こる。
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