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家での私は、かなり忙しい。 「お父さん、洗濯物は白モノと色モノと分けて出しといてねー」 お風呂に入るお父さんに声をかけると「おーう」と返事が返ってくる。 「由芽(ユメ)は湯冷めしない内に、ちゃんと髪を乾かして寝なさいね「うん」未来(ミライ)は空のお弁当箱出して水につけといてよ「今出してきたー」」 お父さんと入れ代わりにお風呂から出てきた妹の由芽と、部屋に戻ろうとしていた弟の未来に注意をしておく。 はー…、食器洗って、そのあと明日のお弁当の下ごしらえして、アイロン掛けして…… これからすることをツラツラ考えていたら、思い至ってしまいハッ!とする。 いつも家族の面倒を見てるから優と秀の事もつい面倒みちゃってるのかしら? と言うか、ひょっとして私って世話焼き? …実は性に合ってる? そういえば、私って人に世話焼かれるのは苦手なのよね…。 何だか、色々やってもらうと申し訳なさを感じて居心地悪くなるし。 …アレ? でも、北条くんには色々やってもらってるよね? いつからだっけ? とっさに思い出せないほど自然で、平気だった。 なんで?年下だから?でも他の年下の子にも世話を焼かれると申し訳なさを感じるから関係ないか… 私にとって北条くんは、一体なんだろう…?
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