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そして、時は経ち、入学から1ヶ月…。
「夢焔、起きろっ!授業に遅れるぞ。」
「むむむ…、もう…すこしだけ…。」
相変わらず、マイペースな夢焔は、起きる時間になっても、抱き枕にギュッと抱きつき、起きる様子がない。
「今日、放課後、ピース君と会う約束してんだろう?ちゃんとした学校に行かない夢焔なんか、ピース君に嫌われるぞ。」
すると、すくっと起き上がり、
「むーた、いいこっ!だから、ちこくしないっ。」
ピース君は、夢焔に対して弟のように接してくれている親友に近い存在…。
もちろん、夢焔も彼を兄のように慕っている。
「ピース、むーたのてづくりのおかし、よろこぶ?」
「あぁ、きっと喜んでくれると思うぞ。」
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