始まりはメゾフォルテ

7/13
前へ
/19ページ
次へ
「ごめん、私帰るから」 「じゃ、一緒に帰ろうよ」 朱莉の言葉が私の心をひどくかき回す 「急いでるんだ、またね」 「え…ちょっと奈々子!?」 私は走って学校をあとにした 学校が見えなくなるほど走った そのまま赤の横断歩道を気付かずに走り渡った ドンッッーーー 次に気付いたのは身体全体が痛いことと誰かの悲鳴だった
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加