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「友里さん、そいつ困ってますって」
「あ、ごめんなさい」
「あの、貴方は…?」
「あ、自己紹介がまだだったわね。私は岩瀬友里。優司君と同じバイト仲間だよ」
「バイト仲間…」
「うん。年は一つ上だけどキャリアは優司君のほうが上だね」
「あの、何のバイトしてるんですか?」
「ん?普通のコンビニだよ。ここではないけど」
「こ、コンビニ?隠す意味あったの?」
「あれ?優司君、彼女さんに言ってなかったの?」
「そいつカノジョじゃありませんよ。友達です。言わなかったのはコイツが入り浸るとめんどくさいので」
「あら、じゃあ優司君ってやっぱりフリーなの?」
「そうですよ。今更ですか?」
「だってさー、優司君みたいなかっこよくて頭が良くて、一緒にいて楽しい人がフリーなんて思えなかったからさぁ。いっそ私と付き合わない?」
え?ちょ、何言っちゃってんのこの人?
「おっ、ソレは光栄ですね。けど友里さん、彼氏いますよね?」
「最近はもう連絡とってないし、破局寸前だよ」
「そちらもフリーになったら改めて考えさせていただきますよ」
「ふふっ。よろしくお願いします」
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