第3話

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何でだろう… 今、胸がモヤモヤする コイツとさっきの人が仲よくしているのが、いい気がしない 「おい右ポ」 ヒョイッと優司が缶ジュースを投げてくる 「うわっと」 なんとかキャッチ 「やる。俺のおごり」 「あ、ありがと」 受け取った缶ジュースのプルタブを開ける すると、ブシュゥゥゥ!と勢いよく中身が飛び出してきた 「きゃっ!え?ちょっ、は?」 「あははははは!引っかかった」 渡されたジュースはコーラだった やられた 「あ・ん・た・ねぇ…」 「ナハハ。油断大敵だぞポニーテール―――って、ちょっと待て!何でお前はコーラを振りかぶってんだ!?」 「アンタに投げつけるためよ!」 「落ち着け!俺が悪かった気がするから」 「気がするだけかコラァ!」 この後、あたしの家に着くまでの鬼ごっこが始まったのだった
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