精霊の巫女姫

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『エイシス…』  雨が、静かに降っている。 「ちょ、いま頭が忙しい」  彼女との距離を、いつか埋められるだろうか。  同じ空間にいながら、自分たちは世界の違う場所に生きているようで。 『エイシス』  あ! と奇声をあげてこちらを指差した。 「ホワイトドラゴンミニ」 『…嫌だ』  いつか、理解できる日は来るのだろうか。  雨が、静かに降っている。       ―おわり―
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