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「宇宙船の中じゃありません。わたしはエロイス滞在中のお世話をさせていただくことになっているんです。わたしは準一級皇民なので、エロイス本星を離れることは許されていないのです」
エロイス滞在中のお世話……
僕の胸に再び期待がパアッと広がった。
でも、それはそれとして……
「離れることは許されていないって……」
現にここにいるじゃないか、と口にする前に、再び彼女は言った。
「エロイスへようこそ」
そう、もうエロイスに到着していたのだ。
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