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エロイスの宇宙船は相対論的制約を受けることなく光速を超えることができるとは聞いていたけれど、これは想像を絶する体験だった。
ナナちゃんに連れられ、入って来た通路を逆に辿って、入口(今は出口)から外に出ると、そこはもう、エロイスだった。
恐ろしい科学力。
飛び上がったことにも、着陸したことにも、気付かなかった。飛行時間にしても十分とは経っていない。
これはもう科学というより、魔法に近い。
あの気位の高いアメリカが、エロイスの言いなりになってる理由がよく分かった。これでは、逆らう気にもならないのだろう。
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