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「君は必ず破滅を知ることになる」
男か女か子供か大人か罪人か聖人か分からない男が言った
「あぁそうかい、だがまぁその前にお前が破滅とやらを知る時らしいな」
もう一方の男はどこにでもいる普通の男である
…姿だけはではあるが
「私はまだ破滅を知る時では無い恐らくまた君の前に現れるであろう」
「ほう…それは中々興味をそそられるが、今は仕事なんでな世間話はこれで終わりだ。またな」
普通に『見える』男は右腕に力を込めた
「また会う時まで…私の目指すべき者よ…」
何者にも『見える』男はそっと微笑んだ
そして一つの渦は消えた、
だが小さな渦があり
そこから大きな渦に変わっていくのであった…
みんなそんな渦に呑まれてるとも知らずに…
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