世界は広く狭く…

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上之薗「ふぅ…やっと巻いたか… この前、誰かさんは聖人は幸運の象徴って言ってなのによぉ…これじゃぁ不幸の塊だぞ…」 …「貴様は相変わらず損な体質でありけるな」 上之薗「…貴女も相変わらずなおかしい日本語ですね最大主教(アークビショップ)」 …「お、おかしなとはなにを言いけるか!これは土御門から教えてもらった由緒正き日本語なりけるのよ!あと時々、かしこまるのは気持ち悪いけるのよ…」 上之薗「あぁ、すまん(あのニャーニャーオタク 陰陽師か…)」 ?「今、心の声が聞こえたんだけどにゃ~?サクちん?」 上之薗「げ、お前いたのかよ…元春」 上之薗が総大主教と呼んだこの女は、現代の3大十字教の一角 イギリス清教のトップ ローラ=スチュアートである 彼女は言語を巧みに扱い 他国との貿易取引では不利益な条約を度々結ばされることもしばしば… そのため貿易官からは最も恐れられており、女狐とも呼ばれている そして、上之薗曰くニャーニャーオタク陰陽師は土御門元春 土御門家の天才児と呼ばれ、様々な知識を蓄えており、数多くの術式が使えている。 本来魔術というのは才能の無いものが、才能に追いつくために作り出されたものなのだが、それでも天才と呼ぶのが適切なのであったのが土御門元春である まぁそれを言えば上之薗の方が余程異例なのだが…
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