最後の夏

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君の背中を いつも追いかけていたんだ 気がつくと 目で追っていた 一番輝いている君 君が一番輝いている時は 一生懸命に頑張っている時だね 私は君に何ができるだろう 『頑張れ頑張れ』 何だか無責任なような そんな応援しかできなくて どうして一緒に頑張れないのかな 本当に言いたいのは 『頑張れ』じゃなくて 『頑張ろう』なのに 君は遠い とても遠い気がするの 負けたとき、 君の夏が終わった 頑張ってきた日々は 無駄なんかじゃないよね 仲間と笑えたでしょう? 一緒に戦ってきた仲間ができた 無駄なんかじゃないよ 涙を流す君 背中を見るだけで 泣いてるってわかるよ 私はいつも 君の背中を追っていた 追いかけていただけだった 一緒に並びたかったよ 無理な話だけど 私はマネージャー 試合には出れない人 でも、悔しい気持ちは一緒だよ こんな私でも 一緒に戦っていたの もっともっと見ていたかったけど さようなら 君と私の夏が終わった日
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