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》閑話休題
とりあえず、カウンター席に座り、男と向き合いながら注文した料理を食べ始める柚華。
柚「(もぐもぐ)。あ、美味しい。…んと、キミの名前を教えてくれると嬉しいな。」
?「おう。俺は杜若 トクサって言うんだ!トクサって読んでくれ!!」
柚「やっぱ元気だねー」
やや、呆れたように声を返す柚華。
柚華自身も大概ハイテンションだが、会話のたびにテンションが高いわけではないのだ。
トクサ(以下、ト)「あんたの名前は?」
柚「ボクは高槻 柚華。(もぐもぐ)これからよろしくね。(むぐむぐ、ごくん)ぷはー。ご馳走さまー。」
ト「柚華ちゃんか。よろしくな。っと、コレ試作品なんだけど食べてみない?」
トクサが出して来たのは薄緑色のアイスクリーム。
柚「わ!食べる食べる!!」
大喜びしてトクサからアイスクリームを受け取る柚華。
柚「むぐむぐ。ん!これ、ミントアイスだ!!」
ト「どう?おいしい?」
柚「うん!ありがとー!あ、そうだこのアイスクリーム、幾ら?」
ト「あぁ、タダで良いぜ。試作品だからな!」
気前の良い兄ちゃんである。
柚「ふあー。美味しかった。…そだ!この後、フラグメント狩り行こうよ!」
ト「良いけど、何でだ?」
柚「さっき、『フラグメント倒した』って言ってたじゃん。一人でフラグメント倒せるんなら、その戦いかた見とこうかなって思って。」
食事の直後にする会話ではない気がするが、柚華にそこら辺は通じないだろう。
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