顔合わせ⑦

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キンッ!という音と共に反射光線が、弾かれてしまう。 柚「えー!…あ、じゃあコレならどうだ!」 爆発的に加速しその速度をも乗せた拳をフラグメントに叩き込む。 しかし、 柚「痛ッ!」 悲鳴をあげ、殴った拳を庇うように片手で押さえ、後ろに飛び退く柚華。 しかしフラグメントは少し外装が凹んだだけだった。 と、そんな柚華に ト「ちょっと、下がってくれ。」 声をかけるトクサ。その手には何処から取り出したのか、巨大なメイスが握られていた。 ト「ぃよいしょー!!」 少々気の抜ける掛け声と共にメイスを降り下ろすトクサ。 と、 フ「グギィ!」 柚華の一撃でも凹んだだけだった、フラグメントの外部装甲が木っ端微塵に砕け散っていた。 ト「よしっ!後頼むぜ柚華ちゃん!」 柚「分かった…!」 痛みを堪え、立ち上がる柚華。 そして、 柚「ハァァァア!!」 収束させた光をフラグメントの背中の一番大きい罅へと叩き込む。 ト「グギャギャ…」 断末魔の叫びをあげ、光となって消えるフラグメント。 そして残った記憶の欠片は、 柚「へ?」 柚華に吸い込まれていった。
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