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やることをやってから月蛍さんに話しかけることにした。
先輩達の話は危険だということと…3年前の不思議な爆弾事件の犯人にされた子、というキーワード的なことを聞いた。
とりあえず、頭を冷やそうと、授業中に読んでいた本を読むことにした。
‘私達は気がつかなければこんなにも苦しめられずに済んだかもしれない。
私達ではなく、私が気がついてあげればあの子は記憶を背負わなくてよかったかもしれない。
なんで、もっと早く気づいてあげれなかったんだろう?
どうして、あの子だけにこんな記憶という傷痕を遺さなければならないのか、ケーニヒの考えることは理解できない。’
「小説?」
「えぇ………!?」
パタン、と私は本を閉じ、後退りしてしまった。
何故ならば。
「ツッキーの相棒がどんなのか見に来たけど」
大丈夫なのかな?と千里と同じ背ぐらいの女子生徒がいたからだ。
やばい、と私は思った。
強制科の能力ランクがSだった。
「まぁ、ツッキーに迷惑かけなければいいけど」
ん?ツッキー?
、とそこへやってきたのは。
「リク~?」
月蛍だった。
「噂をすればなんとやら、ね」
「は?」
目が点になっていた。
「ツッキー、私、先に帰るから適当に任務なり、なんなりやってきたら~?」
「えー、めんどくさい」
ずでっ、と強制科の能力ランクSの女子生徒と私はなった。
「めんどくさい、禁止」
「じゃぁ、めんどせー」
「…面倒用語禁止」
「…」
あ、無言になった
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