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「確信、とは」
「う~む…明日香よ、地下の王は知っているな?」
「は、はい」
私達を助けてくれた人です、と明日香は言った。
「、と同時に危険人物を抹殺する裏の仕事を与えた人物じゃ」
いつもなら迫力ある言葉と声があるのに今日は違った。
「明日香よ」
「はい」
「裏の仕事はお前にはやらせぬ」
「え」
「高校に入ってからの約束だったが…任務の相棒が‘月蛍’なら裏の仕事は一切無しにし、月蛍の手を離すな」
「裏の仕事と月蛍さんは関係ないのでは?」
明日香は今まで以上に祖父に質問した。
「ある!何故なら」
月蛍は地下の王の子供かもしれないからだ!とその夜はそう言われ、その話しはそこまでとなった。
同時刻・地下の城。
「牙のやつが裏の仕事を少ししかやってない、と?」
「はっ、そのように噂がたっています」
「…成る程な」
「王、どのように」
「無礼講パーティーを開こう…そして、そこで問う」
我が子らも誘おうか…なぁ?闇雷の末裔よ…ふふふ、はははははは―!!
不気味な笑い声が城内に響き渡っていく。
翌日の朝。
ぞくっ、と寒気を感じた月蛍。
「ツッキー、どうしたの?」
「いや、なんか…寒気が」
「あたしが「却下」まだ言ってないよ」
抱き着こうとしたリク、それを拒否した月蛍の横から。
「9月の終わり頃ですので今日の夕食は温かいものにいたします」
「デュラン、あたし蟹鍋がいい!」
「月蛍様は」
「豚肉と白菜の重ね鍋」
「ツッキー、それ大好きだね」
あたしもそれ好きだからそれでいいや♪とデュランに言った。
それは三人の通学風景。
では他の人達の通学風景は…。
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