第1話

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「あー、それより何で番号を見たの?」 愛華が千里に聞く。 それで私はホッ、とした。 危な… 「つーちゃんが私の相方ではないほうの番号はくくしでいいよね?って聞いてきたんだよ」 「くくし?」 明日香は首を傾げた。 「まぁ、確かにくくしだね」 愛華は納得した。 「?」 「…千里、こいつ駄目だね」 「そう…ですね」 「え、なんだよ~」 、と3人で話していたらいつの間にか下校時間になっていた。 下校支度を済まし、掲示板に貼ってある任務を見ている3人。 「じゃぁ、この黒猫を探してみようか」 「そうですね」 「えー、任務に行くの?」 「明日香は話しかけるところからかな」 「そうですね」 「はい?」 愛華と千里から明日香の相方は月蛍だよ、と告げられた。 「ちなみにつーちゃんは風紀科が大嫌いだから気をつけてください」 その言葉に私と愛華はえー!?と叫んだ。 叫んだら、たまたまいた豪気先生に注意され、私だけ怒られた。 愛華と千里は任務があるからと、すたこらして行った。 さらに気がず~んと落ちた。 月蛍っていけ子が相方と風紀科の先輩達に言ったら‘屍は拾ってあげる’と言われた。
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