学生の恋愛による青春のための部活

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　これだけ秘密主義にするのは依頼人の情報を護る為でもあるし、依頼人を安心させる為でもある。

「そ、そうだよね、そんな関係じゃないしね私達…」

「透先輩は相変わらずデリカシーがありませんね」

　ええー…、俺が悪いの？

「あﾞー、違う違う。 恋愛部は秘密厳守だから、それで部長が知られちゃ部員にも示しがつかないだろ？」

「まあ透先輩は目立ちたくないから渡辺先輩と兄に任せているわけです」

　はい、聡美ちゃんにはバレてましたー

「そ、そっかー、だよねー」

　松井は聡美ちゃんの言ったことは聞こえていなかった様で安堵の声を洩らした。

「それに松井はクラス一仲良い友達だと思ってるから心配するな」

　これは本当だ。

　松井藍蘭とは一年生の時から同じクラスで（うちの高校は一年から三年までクラス替えはない）、席替えがあるまでは隣同士だったこともあり今では学年で一番仲のいい女子だと思っている。