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彼女の残念なスレンダーボディーを見ながら言う俺に対して、恐ろしい事を言い放つ後輩。
何故ここまで冷たいのか、本当に不思議である。
「まあそんな事よりさ――」
「――そんな、事…? へえ…そんな事ですか。」
…あれ? 何か地雷踏んだ?
「確かに、貴方にとっては大した事ではないと思いますが…私達女子にとっては死活問題なんですよ!?」
普段冷静でクールな彼女が大声を出した事によって、暇を持て余していた部員達がこちらを見る。
「どうしたの聡美ちゃん? また透ちゃんに苛められたの?」
そんな事を言いながら聡美ちゃんの後頭部に豊満な物を押し付けながら頭を撫でる女性、渡辺 花憐。
俺より一学年上で最上級生である彼女は部活創立の際に、最低条件である部員候補三名以上を満たすために頼んだ人物であり、小さい頃からよくお世話になっている幼なじみだ。
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