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俺の天使聡美ちゃんを呼び捨てにするこの野郎は上代 達哉。
聡美ちゃんの兄で中学からの友人、こいつも部活創立時に三名以上という条件を満たすためにお願いをして入部してもらったのだ。
「そう? 達哉君がいうなら…でも、もう聡美ちゃんの事いじめちゃ駄目だからね?」
プクーという擬音が付きそうな感じで頬を膨らませながら俺に忠告してくる花憐姉さん。
顔付きが大人びている花憐姉さんが子供っぽい仕草をする事により普段とのギャップがうまれ、元々魅力的な彼女が更に魅力的に見えた。
そしてそれを見ていた男子部員達は思わず見とれている。
あざとい、さすが花憐姉さんあざとい。
だが可愛いからあざといとかどうでもいい。
「はいはい、もう苛めないよ」
「もう! また透ちゃんは適当に言ってー!」
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