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「いやぁ!!最悪!!あんた何やってんの?
ありえないでしょ!!!?」
「仕方ねぇだろ、マスターの俺が
仕事サボれねぇんだから!!
誰かがねぇちゃんを見なきゃ
俺が心配なんだよ!!」
「それってあんたの為に
私が醜態さらした事になるじゃない!!」
「小さい事気にするなよ!!」
「気にするわよ!!
しかも何でまだ働かせるの!?
あんた従業員大事にしなさいよ!!」
「今、俺も大地もプライベートだよ!!」
「じゃ何か!!私に醜態を晒させて
婚期遅らせる気か!!」
「んなこと誰も言ってないだろ!!?
良いから出て来いって!!」
あぁ!!もぅ!!何だよ。
"彼氏の前だけは良い子で居たい"の
ノリか!!?そんな歳でもないだろうよ!!
「ここに居るのを兄さん知ってんだ、
ねぇちゃんが遅刻したら怒られるのは
俺なんだから早く出て来いよ!!」
コンコン
兄弟喧嘩を隣でクスクス笑いながら
聞いていた大地がノックをした。
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