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『お姉ちゃん此所は何処なの?』
赤い目をしている黒髪の少年は目の前にいる金髪碧眼の少女に問いかけると少女は苦虫を噛み潰したような顔をして
『迷いの森と呼ばれる場所だよ、ライトお姉ちゃん絶対に貴方を迎えに行くからそれまで頑張って生きなさい』
少年は何故姉がそんな事を言うのか分からなかった
『もういいでしょ、帰るわよミラ』
『あ、分かった。バイバイ…ライト』
姉と一緒に自分をこの森に連れてきた母親が言えば転移魔法で二人はその場からいなくなった
姉は最後まで名残惜しそうに少年を見ていたが母親は連れてくる時から一度も少年の事を見ることはなかった
そこで初めて少年は自分が捨てられたことを知った
それはライトが10歳の時の出来事だった
その後ライトは魔物に襲われそうになっていた所をギルドの依頼で森に来ていた平民の夫婦に拾われすくすくと育っていった
そしてそれから六年後16歳になったライトは国立シルビア学園に入学するところから物語は始まる
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