復讐なんてしない

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「転移魔法で送ってあげようと思ったのに一足遅かったみたいね」 黒髪の女性 ライトの母親でありガイの妻であるセツ=シュナイトはガイの横に立ち言い 「走って行った方が体力もつくしいいじゃないか」 「何言ってるの!ライトが転けて怪我でもしたらどうするの。私達の一人息子なのよ」 ガイの言ったことにセツは少し大きな声で反論しライトが走って行った方を見て追いかけようかと思っていた セツは拾った時からライトを溺愛しており夫のガイよりも大切にしてきた そのため全寮制のシルビア学園に入学させるのを最後の最後まで許そうとはしなかったのだが最終的にライトが『入学を許してくれないと嫌いになる』と言ったためしぶしぶ了承したのだ 「さぁ帰るぞ」 「え、えぇ。」 ガイに言われれば不満そうにしながらも頷きちゃっかりとライトが倒したビッグベアの死体を解体して素材を剥ぎ取れば転移魔法を発動させガイと一緒に家路に着く
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