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いわゆるぼっちというのになったわけだが俺はこれで良かったと思っている
友達に気をつかいながら過ごすことも喧嘩をして気まずくなることもなく自由気ままに誰も気にすることなく過ごせるのだ
そう言えばこの学園には国中の至るところから生徒が集まっているので俺を捨てた貴族の子供もいるらしい
家名が思い出せないので探し出すことは出来ない
まあ復讐をするわけでもないため探しだしても意味はない
ここで何故捨てられたのに復讐をしないのかと疑問に思うかも知れないがその理由は姉以外の家族にほとんどあったことがないために思い入れがないからだ
思い入れがあれば捨てられたことに悲しんで憎むのだろうが思い入れがないのでそんな気がおきないのだ
捨てられた時も姉が迎えに来てくれると思っていたので全く悲しくなかった
「これよりシルビア学園の入学式を始めます」
司会の教師の声が聞こえれば先ほどまで騒がしかった生徒が一気に静かになりようやく入学式が始まった
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