01 私と精霊と日記と

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少女が受ける仕打ちとは何も出来ない少女に苦痛を与え無理に集落に留めさせるというもの。 やろうと思えばいつでも精霊に力を借りて逃げることが出来たが少女は集落の外を知らず、とても一人では生きてはいけないと思ったからだ。 それなのに今回旅に出る何て言ったのは5年ほど前、<強い精霊が小さな集落に生まれた少女に宿っている>という噂を聞いてやって来た3人の精霊術士にであったからだ。 その3人に誘われ5年後に迎えにくるという約束の元、少女は密かに旅の準備を進め、その事をつい3年まえから集落の人々に告げていた。 だが、集落の人々は了承したと見せかけてそれでも少女をこの集落の外へ出す気は無いようだった。
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