01 私と精霊と日記と

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「じゃあさ、約束して、だれも死ぬようなことはしちゃダメ、私達の目的は旅にでること何だから、集落の人たちを傷つけることはないでしょう?」 『わかったよ、ほんっとに優しいよね君は… ドンッ) え…!?』 いきなり響いた鈍い音に精霊は驚く、そのすぐあとに少女の身体はバランスを崩し、頭から出血し倒れてしまった。少女の意識はない。 「ははっ、流石の精霊も宿主がつかえなければ何もできまい。これからもここで集落を守ってもらわなければ困るからな!」 アイツを蔵にでもいれて逃げないようにしろ! と勝ち誇ったように笑いながら若い男達につげる長、それにさからうことができない男達は少女を担ぎ上げ、心のなかでごめんよと呟きながら長の言うことを聞くのだった。
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