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精霊が作ったといわれるマルレリカという世界に人間が現れたのは20億年以上まえのこと。
精霊達は最初に人間を見つけたときには小さな集落で約300人ほどの数だったという。
精霊達は出会った当初こそ人間たちに恐れを抱いたが、自分達に害を下す魔物達から逃れるようにひっそりと暮らしていた人間達にある提案をした。
『新たに産まれる赤子に宿らしてくれれば私達はあなたたち人間を魔物達から守る術になるだろう。』
人間たちはその提案を藁にもすがる思いで受け入れた。
その後産まれた赤子が14の歳になり人間の住む集落とその回りに住む精霊たちを魔物から守り
英雄と呼ばれた
これはマルレリカの世界に伝わる有名な話である。
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