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魔物にとってそんな無力な精霊や木達は格好の餌食でしかなく、精霊たちにとっても魔物は怯えることしかできない強い相手であった。
そんなときに人間が生まれ、それまでの精霊達の常識を覆した。
人間に自分達が宿ることにより、自分達の力を最大限に使うことができるということに。
その力があれば魔物を倒す事や今まで何にも宿ることも出来なかった精霊達の力を発揮し、他の自分以外の何かを守るようになった。
だが、喜んだこともつかの間、精霊を宿せる人には限りがあり、産まれたあとの子供や大人には宿ることが出来なかった。
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