1日目

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亜樹が続ける。 「彼氏は幼なじみで頭も顔も学校一。兄は大人の色気がある26さい。東大首位で卒業の最年少天才医師。この辺じゃ有名」 羨ましいそうな顔で私を見る。 「・・・亜樹のお兄ちゃんだってこの辺じゃ有名だよ」 照れ隠しで話を変えた。 「暴走族の総長だからでしょ。・・・あのばか兄貴、昨日も私のアイス食べたんだよ。夜に大喧嘩したんだから」 亜樹は怒って言った。 私と美咲は吹き出して笑った。 「亜樹ちゃんが羨ましいよ。私一人っ子だから」 美咲は笑いをこらえていた。 「私も羨ましいよ」 私が笑って言った。 「え・・・何で?」 亜樹は驚いている。
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