5349人が本棚に入れています
本棚に追加
亜樹が続ける。
「彼氏は幼なじみで頭も顔も学校一。兄は大人の色気がある26さい。東大首位で卒業の最年少天才医師。この辺じゃ有名」
羨ましいそうな顔で私を見る。
「・・・亜樹のお兄ちゃんだってこの辺じゃ有名だよ」
照れ隠しで話を変えた。
「暴走族の総長だからでしょ。・・・あのばか兄貴、昨日も私のアイス食べたんだよ。夜に大喧嘩したんだから」
亜樹は怒って言った。
私と美咲は吹き出して笑った。
「亜樹ちゃんが羨ましいよ。私一人っ子だから」
美咲は笑いをこらえていた。
「私も羨ましいよ」
私が笑って言った。
「え・・・何で?」
亜樹は驚いている。
最初のコメントを投稿しよう!