青空売店

売店出逢い

『あっ、ごめん』

アルトの効いた声で呟くように言った。

「いや、あの、その、大丈夫です」
『そんな怖がらないでよ』

と言った同時にひょっこり顔が出てきた。

なんというか、好青年っぽいけど爽やかな感じだった。

かっこいい＿＿＿＿。

私は一目惚れをしてしまった。
かっこいいだけじゃない、
どことなく穏やかで優しい。

16年間生きてきた中でこんな心境は初めてな気がする。