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呼び止められ、目線を少し上げると
先生の隣に見たことのない男子が居た。
「神崎、彼は明日から同じクラスに入るんだ」
『転校生…?ですか?』
「あぁ!急だがな、仲良くしてやってくれ」
薄い茶髪に緩くウェーブの掛かった髪。
吸い込まれそうな真っ黒な瞳。
初対面でも分かる…
私とは真逆の人種だ。
だって眩しい程キラキラと光っているもん。
住む世界が違う。
その、男子生徒はフワッと優しく
私に微笑みかけながら口を開いた。
「初めまして!
【羽鳥 空】(はとり そら)です
よろしくねー」
キラキラスマイルに目がくらむ…
危険。
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