1恋【私の初恋】

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私が早坂君に恋したのは自然の流れだった。 同じクラスになった日 隣の席になった私に声を掛けてくれた。 皆が私に話し掛けてこない中 早坂君だけは毎日 こんな私に話し掛けてくれた。 いつも優しくて。 笑顔が綺麗で… 「はよっ!」 って言う、おはようの挨拶のお陰で 一日が楽しくなるんだ。 「きゃははは!宮、何それー!」 「早乙女、笑いすぎだって!」 でも、早坂君は雲の上の存在。 どんなに手を伸ばしても届かない。 手を伸ばすつもりもない… 何故って? 言ったじゃない… 自信なんてこれっぽっちも無いんだから。
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