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「はあ…はあ……ったく…何で俺が…」
とある春の放課後、三年生の男の不良の先輩に呼ばれて裏庭へ行ったらまさかの告白。
まさか告白、なんてされるとは思ってなくて。
またいつもの憂さ晴らしの喧嘩か?と思って行ったのはまさかの間違いだった。
中学から急に伸び始めた身長は高校二年生になった今、やっと止まりそうになってきた。
176、もうこれ以上伸びなくてよし。
母が純日本人の、父がアメリカとロシアのハーフというなんともおかしな環境に産まれた俺。
そのせいか、生まれつき肌は白くて、髪はさらっさらの金髪。目も青い。完全に父の血を引き継いでしまった証。
つまり、身長が伸びてしまうとさらに目立っちゃうわけで。
これぐらいがちょうどいいんじゃねーの。と思った頃にはもう止まりそうだった。
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