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俺が今いる世界はゼウス達からは『グロリアス・ワールド』と呼ばれていて、ゲームに出てきそうなドラゴンやスライム等のモンスター、守護霊や使い魔等がいる。
またこの世界の人間は大雑把に分けると5つの種族が存在する。
1つ目は友好的で俺と同じ普通の人間の種族『ヒューマノイド』。
2つ目は種族の殆どがヒューマノイドを嫌っていて耳と目が尖って青白い肌をもつ種族『エルフェン』。
3つ目は手の甲と額に宝石のような『龍皇石』と呼ばれる物が埋め込まれて、龍になることができる種族『ドラゴノイド』。
4つ目は種族全員が黒いコートを着てフードをいつも被っていて誰もその種族の者の顔を見たことがないと言われる幻の種族『ミストノーバディ』。
5つ目は全種族の中で最も優秀な能力を持っていると言われているが、誰とも関わりを持たない伝説の種族『エンシェント』。
・・・・・・まぁ、ここが何処だかわからないいじょう・・・・・・ここに留まるわけにはいかないな・・・・・・
とにかくエルフェン達とモンスターがいないことをいの・・・・・・
「おい・・・・・・そこのヒューマノイド・・・・・・ここが何処だかわかっているのか?」
「あぁ?」
俺は後ろを振り向くと青白い肌に尖った耳、腰まである金色の髪に腰に剣をぶら下げたエルフェンの女が俺から少し離れた場所で俺を睨み付けていた。
「たかがヒューマノイド風情がこのエルフェンの『楽園』にずかずかと入ってくるとは・・・・・・恥を知れ!!」
「はぁ?・・・・・・『楽園』?・・・・・・あっ!!」
俺は脳内の情報を整理すると、あることがわかった・・・・・・。
エルフェン達から『楽園』と呼ばれる場所はエルフェンを除く全種族から『ヘブンズライン』と呼ばれていて、様々な植物や鉱石が採れ、人間に友好的なモンスターが数多く生息している・・・・・・まさに楽園と呼ぶにふさわしい場所だが、ここ最近はエルフェン達がヘブンズラインを占拠して自分達の好き勝手をしているらしい・・・・・・。
「この場所に入ったからには生かして帰すわけには行かん・・・・・・ここで死ね!!」
俺が情報を確認し終えると同時にとエルフェンの女は剣を鞘から抜き、俺に走って来て俺に剣を降り下ろそうとした。
「ふざけんじゃねぇぞ・・・・・・てめぇ!!」
俺はそう叫ぶとエルフェンの女が剣を降り下ろす前にエルフェンの女の顔面を殴り、さらに腹に何回も殴るとエルフェンの女は剣を落として腹と鼻を押さえて数歩下がった。
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