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すると神の口元が三日月のようにつり上がった。
「へぇ・・・・・・じゃあ殺してもらいましょうか・・・・・・殺せるならねぇ!!」
神はそう叫ぶと、右手に持っていた紅い革の本を後ろに投げ捨てると地面に右手をつけて、俺を満面の笑みで見る・・・・・・
恐ろしい・・・・・・
「聖なる天の力よ・・・・・・我、゙ゼウズの名において、その力を貸したまえ!!・・・・・・聖天の雷双『シャインクロス』!!」
神がそう言うと地面が光り天井から金色の装飾に刀身に電気が纏われたレイピア:シャインクロスが神の横の地面に突き刺さり、神はシャインクロス引き抜くと、ゆっくりと俺に近づいてくると俺の目の前から消えた。
「消えた!?・・・・・・どこだ?・・・・・・こういうパターンは後ろだろ!!」
俺はそう言うと後ろを見るが、神の姿はなくガキがいるだけ。
「ち・・・・・・じゃあ上だ!!」
俺は舌打ちしながら上を向くが、そこにも神はいない・・・・・・。
俺は周りを見回すが、神の姿は全くない。
「もしかして、帰った?・・・・・・てか、さっきゼウスの名においてって言ってたけど・・・・・・確か一番偉い奴じゃなかったけか?・・・・・・でも確か女の人じゃなくて、年取ったじいさんじゃなかったか?・・・・・・おいガキ!!」
俺はなぜか後ろにいたガキを睨み付けながら言うとガキは軽く跳びはね、俺を見た。
「はぃぃ・・・・・・」
「さっきの奴は本当にゼウスなのか?」
「そ、そうです・・・・・・あの方は神様の中でも一番偉いゼウス様ですぅ・・・・・・でもあの方はいろんな名前を持ってますから・・・・・・その年の信仰されている、もしくは知られている神様の名前に変わるんですけ・・・ど・・・・・・」
ガキは怯えながらそう話していると、ガキは上を見て口を開けながら固まってしまった。
「上?」
俺はガキが見ている上の方を向こうと、振り向いて上を見ようとすると俺の両頬に何かがかすって地面に突き刺さった、俺は恐る恐る地面を見ると地面には先程神、いや、ゼウスが持っていたシャインクロスが俺の両足の横の床に突き刺さっていた。
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