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「お兄ちゃん達楽しそうな顔してたなぁ」
「あんたにはまだ早いよ。もうちょっとおばさんになったらいけるよ」
「おばさんになるのぉ~?ならいけなくてもいいかな」
お母さんとお兄ちゃんさえいれば後はもう大丈夫だと思った。
二人とも強いし優しいから守ってくれると思ってた。だけど、お兄ちゃんがいないときをおそってくるなんて。
しかもお母さんが一方的にやられるなんて…………
「お兄ちゃん……助けて……」
ここはどこ?
お母さんはどこなの?
お兄ちゃんは?
誰か、助けて
「なんだこれ………何で二人とも居ないんだよ」
「一体、何が」
「え?なんで?って顔してるね~、息子さん」
「……………お前誰だ?」
「君の父親だよ?忘れたの?酷い子だなぁ。そんな子には………制裁をくださないとな。」
え?一体何が…………腕が無い…………
「家族も守れないでよく試練の岩戸へ行く気になれたね。カスが!」
の、喉が…………くっ、なんなんだ?こいつは………
「お前の妹には少しばかり実験に使わせてもらうよ」
…………待て……………き……霧子に………だけ…………は…………
「………ん、う~ん、ここは?」
「お兄ちゃんが起きた!!」
「やれやれ、世話の焼ける息子だよ」
………何でだろ。違和感を感じる。でも、それがなんだか分からない。
「何故………こんな事に………我は………越えるべき………試練として………存在してた………だけなのに……」
「ゲート開通。ミッション完了した。これより帰還する」
父親となのる人間は一体…………
そして、凛と霧子はどうなるのか……
次章 侵略者
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