伝説の幻獣使いの子孫達

5/5
前へ
/9ページ
次へ
「お兄ちゃん達楽しそうな顔してたなぁ」 「あんたにはまだ早いよ。もうちょっとおばさんになったらいけるよ」 「おばさんになるのぉ~?ならいけなくてもいいかな」 お母さんとお兄ちゃんさえいれば後はもう大丈夫だと思った。 二人とも強いし優しいから守ってくれると思ってた。だけど、お兄ちゃんがいないときをおそってくるなんて。 しかもお母さんが一方的にやられるなんて………… 「お兄ちゃん……助けて……」 ここはどこ? お母さんはどこなの? お兄ちゃんは? 誰か、助けて 「なんだこれ………何で二人とも居ないんだよ」 「一体、何が」 「え?なんで?って顔してるね~、息子さん」 「……………お前誰だ?」 「君の父親だよ?忘れたの?酷い子だなぁ。そんな子には………制裁をくださないとな。」 え?一体何が…………腕が無い………… 「家族も守れないでよく試練の岩戸へ行く気になれたね。カスが!」 の、喉が…………くっ、なんなんだ?こいつは……… 「お前の妹には少しばかり実験に使わせてもらうよ」 …………待て……………き……霧子に………だけ…………は………… 「………ん、う~ん、ここは?」 「お兄ちゃんが起きた!!」 「やれやれ、世話の焼ける息子だよ」 ………何でだろ。違和感を感じる。でも、それがなんだか分からない。 「何故………こんな事に………我は………越えるべき………試練として………存在してた………だけなのに……」 「ゲート開通。ミッション完了した。これより帰還する」 父親となのる人間は一体………… そして、凛と霧子はどうなるのか…… 次章 侵略者
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加