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侵略者
侵入成功はしたけど、どうしようか。
命令などは侵入する事以外何も言われてないし……………
(……お兄ちゃん、何で離れていくの?こっちに来てよ。
一人にしないでよ………)
「う~ん………あれ?ここは?何でこんな部屋に?」
「やっと起きたか。気分はどうだい?
ま、いいわけないよね。
細胞そのものを改造したわけだし。
でも、まだ変化はしてないみたいだ。
それと、お前の兄はあんたを見捨てたみたいだ。
べったりくっつかれるのが嫌だったそうだ」
「そんなの………嘘だ。お兄ちゃんが………嫌ってるなんて……………」
「それが、君をこちらへ引き渡したのが君の兄でね、好きなようにしていいって言われたんだ」
なんでなの?私、いい子にしてたよ?ちゃんと言うことまもったよ?なんでなの?わからないよ………
「あ、そこの兄さん。ちょいと聞きたいのですが………」
「何のようだ?」チャキッ
「何だよこれ。ただ、聞きたい事あるって言っただけだろ」
「ここの人間でないものは殺すだけだ。でも、話だけは聞いてやる。だが、ここについては話さん」
「そうか、なら死ね。お前はもう必要ない」
スチャ ゴキッ
「貧弱な人間ごときに俺を殺せるわけ無いだろ。着るものでそれを補ったり、強力な武器を使うだけの人間にはな」
「腕がぁぁぁぁぁぁ!!」
「折れたくらいで騒ぐな」ドスッ
「がぁ……………」
手がかり無しか。
しょうがないかな、やつらの仕業なら。
でも絶対助けてやるからな。
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