侵略者

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一体、どこからこいつはやってきたんだ?それらしきゲートは見つからないし、移動手段も無さそうだし……… 「おい、この縄ほどけよ!」 「どこから来たか教えたらほどいてやる。」 「言うわけ無いだろ、バ………」 やはり、こいつは口を割りそうにないな。さてと、奴らがゲートを作れそうな場所は…………試練の遺跡ぐらいか。俺達をどうにかしたいならそこが一番近いからな。 「ボス、偵察兵が捕まったようですがどうなさいますか?」 やつが捕まった………か。 あいつには警戒した方が良さそうだな。 「とりあえず、奴をこちらにおびき寄せる。そして、俺があいつを直々に処理する。あいつは消しても計画には問題ないからな」 「それで、どの部隊から向かわせますか?」 「暗殺兵を向かわせろ。奴はこちらへ来れるなら、すぐにでも来れるように支度してるだろうし」 「は!了解しました!」 さて、あいつはどうなったかな? 何でこんなに喉が乾くの? いくら水をのんでも乾きがおさまらないよ。 それに、歯がなんかおかしいし、背中もむずむずする。 「お、変化が始まってきたな。順調順調。なに、心配する事はないよ」 「………これは本格的にやばくなってきたな。どうするかな」 お兄ちゃん、早く来て! 体がおかしくなっちゃう! あたし、まだ生きてたいよ!
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