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「なぁ付き合ってよ~」
「だから駄目ですよ!」
少し離れた所からこんな会話が聞こえてくる。
…………
「なぁなぁ良いじゃん!」
「だから僕は男なんですってば~」
みるとズボン姿でサラサラの黒髪に綺麗なルビー色の瞳をした、いくら男装癖があったとしても絶対男がほうっておかないであろう僕っ娘美少女がいかにもと言った感じのヤンキーに絡まれている。
「嘘はいけないぜ?」
男がズボン姿の女の子の手を掴む。
「離して下さいよ!」
……………
「ちょっと止めなさいよ。」
私は男とズボン姿の女の子の間に割って入り、自称男の女の子を庇う形で、男の前に立って睨みつけた。
「何だよお前?」
「あなたに名乗る名前なんてないわ。」
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